日常で利用しているヤマハのスクーター、XMAXのブレーキレバーの動きが悪い、目を凝らしてみて見るとピンのグリスが切れていた。
どおりでブレーキレバーが重いワケだ、納得。
バイクの操作系の注油やグリスアップを怠るとアクセルワイヤーがサビて動きが悪く、摩擦でアクセルが重くなったりもする。
結果、手首が痛くなったり腕がテニス肘になったりもする、(経験済み)というか現在進行形でテニス肘で腕が痛い状況なんだ。
今回は腕の負担を少しでも少なくする為に、ハンドル周りの操作系の一つ、ブレーキレバーピンにフックスシルコリンPRO RG2グリスアップを施したいと思う。

フックスシルコリンPRO RG2とは?

グリスはフックスシルコリンPRO RG2はバイクのメンテナンスやレース用途に適した、高性能レーシンググリス。
防水性が高いので日常で利用しているスクーターにも使えるから使う。フックスシルコリンPRO RG2はバイクを大切にする層から人気があり、【みんから】で稀に利用しているユーザーを結構見かける。
フックスシルコリンPRO RG2の特徴
フックスシルコリンPRO RG2の特徴は下記
- リチウムシリコングリス:極厚性と高い融点を持ち、過酷な条件下でも安定した性能を発揮
- 低フリクション&防水性:ベアリングなど回転する部分や可動部をシッカリ保護し、走行抵抗を減らす効果がある
- 容量:500gのボトルタイプ
- 用途:リンク周りやブレーキレバーピポットボルト、アクスルシャフトなど整備に使われることが多いグリス
オレを含む一般ユーザーでフックスシルコリンPRO RG2を使っている人は、よほどの整備マニアだと思う。
アクスルシャフトに塗ると低フリクッションで滑らかにタイヤが回転したりするから感動するけど、高性能グリスの価格は5000円弱する。
いっぱい入っていて超お得だ!いや人によってはグリスで5000円は高い!という一部の声もあったりもする。
グリスはフックスシルコリンPRO RG2はネットでの評判を検索してもヒットしないから、この記事にたどり着いてくれているなら嬉しい。
買うならAmazonがなんだかんだで安い気がする。
ブレーキレバーピンはグリス切れ

というわけでグリスアップしていく。
まじまじとブレーキレバーを点検することなんてない、だから気が付かなかったけどブレーキレバーピンは見事にグリス切れ。
レバーの動きが渋くなったとかブレーキのタッチが悪くなったとかのレベルの話じゃない。グリス切れはブレーキレバーならびにマスター側が摩耗する。
早急に各部をグリスアップする必要があるから、これ以上に摩耗する前にグリスアップしていこうと思う。
レバーを外す
グリスアップするには先ずは、10mmのボックスレンチでピポットボルト(ピン)とナットを外す。

レバーが外れたところを点検してみると完全にグリス切れを起こしていた。
黒く汚れているのが摩擦で削れた金属の粉だ、グリスが切れていると金属同士が擦れて摩耗粉(鉄粉やアルミ粉)が発生する。
削れたマスター側の粉を見て欲しい見て欲しい下記。

金属の粉を拭き取ると下記のような状態になる。

ブレーキマスター側の一部が削れているのが見てとれる。ずっと前にグリスが切れていて、摩擦が大きくなりブレーキレバーやマスター側が削れてしまっている。定期的なグリスアップって大切なんだなと思える瞬間だ。
ということで高性能グリスで摩耗を防ごうと思う。
ブレーキレバーにグリス塗る
用意したグリスはコレ。ステムのグリスに使ったりと色んな各部に使えるグリスを用意。ちなみに価格は5000円弱するグリスだったりする。

グリス切れを起こすとブレーキレバーとピンとの間の摩擦力が大きくなり粉が吹いたりもするからグリスアップは超重要。

リアブレーキ側も同様にグリスアップする。けっこう多めにグリスを塗っているけどレバーを付けた後にグリスは拭き取ればOK.

グリスアップが終わったら復元して作業は終了。

最後にキッチンペーパーなどでグリスを拭き取れば作業は終了した。

テニス肘になったことで、しばらくはバイクに乘れないから今回はメンテナンス記事更新。
グリス切れを起こすとレバーの動きが悪かったり、レバーからキシキシ音がするからレバーのグリスアップ作業は凄く重要な作業なんだ。
納車してから一度もグリスアップしたいなかったからそりゃグリスも切れるわ。って思ったりもした。

定期的なグリスアップてマジで大切。最近レバーの動きが悪いな、渋いな、粉でてきているなら、一度ブレーキレバーを外して見てピンの状態をチェックしてみるが良いと思うし、グリスアップのタイミングしれない。
そして俺みたいにテニス肘にならないことを祈っています。