最近デュトロやダイナ、トヨエースのN04C系のターボエンジンはトラブルが多めです。
DPD搭載車両はエンジン故障が多くてトラブルが多くて故障原因がもう謎すぎです。
- デュトロ
- ダイナ
- トヨエース
上記3つの車種は坂道でアクセルべた踏みでも加速しないことがよくありがちな故障。
気持ちよく坂をブーンと駆け上がりたいという人はこの記事を読み進んで下さい。
この記事にたどり着いた人は
- デュトロ
- ダイナ
- トヨエース
【解決】エンジンキーを一度OFFにしてからONにする
今エンシンが吹けないという状態になっているなら一度下記の作業をしてみてください。治ったらラッキーかも。
- エンジンキーをOFFにする
- そしてエンジンキーをONにしてほしい
エンジンが吹けないということは何かのエラーが発生しています。
- 停車してから一度エンジンにしてみてくださいキーをOFFにしてみてください
※条件次第ですがキーをON/OFFにすると正常に復帰する場合があります。
エンジンが吹けない主な原因は圧力センサー
坂道を登らない原因はN04C型エンジンの場合は9割、いや10割は下記が理由です。
- 圧力センサー手前のパイプがカーボンでつまってしまいエンジンが吹けなくなるというのが主な原因
圧力センサーとは
圧力センサーとはエンジンの吸入空気量を検出するセンサーことを指します。
ようはターボの加給圧を決める圧力センサーなので、圧力センサー手前のパイプが詰まっていると正確な吸入空気量を検出することが出来ない。
ということはブースト圧が上がらず坂道を登れないという単純な理由でパワーが出ない。
ということで清掃すれば復活するのでサクっと清掃していき作業は完了です。
(ただし、現行車両は一部のインテークの形やパイプが変更されてるのでカーボンは溜まりらない)
カーボンが原因でエンジンが吹けない
外したらこんな感じでカーボンの溜まるりがヒドイ。これでは圧力センサーは正常に反応しないし加給圧は上がらないかな。
カーボンの詰まりは下記となります。
- 吸入吸気量の検出が出来ない
- ターボの加給圧を決めることが出来ない
エンジンのパワーが出ないから坂道が走らないということになる単純な話ですね。
スロットルボディとインテークを取り外して清掃する
インジェクター洗浄剤では落としきれないので入れるだけ無駄です。
少しメンドクサイけど手作業でカーボンを除去します。
まずはスロットルボディーを清掃しますが凄いカーボンの量で驚く。
つづいてインテークの一部の取り外す、ココが一番重要です下記。
綺麗にしないとパワーが戻らないので綺麗にしていきましょう。マジで汚い。
カーボンの詰まりの原因は何なの?
結局のところ悪さをしているのはDPDマフラーのつまりが原因です。
なのでDPDマフラーが悪の根源でございます。
DPDマフラーはマジで詰まりすぎると走行できなくなるのでマジで厄介ですね。
しかもN04Cの場合、配管インジェクター付近にカーボンが蓄積しがち。
今回も配管インジェクター付近を点検しましたがカーボンの蓄積が酷かった。
すいません。作業に夢中で写真を撮影するのを忘れてしまった。
排気管インジェクターにカーボンが付着するとDPDの燃焼が悪くなるので綺麗に清掃するのがベストです。
もちろんDPD差圧パイプも点検しますが今回は差圧パイプもカーボンでつまっていました。
これではDPDに溜まったススは燃焼しきれないね。
ということで、配管インジェクター付近にたまったカーボンを除去で作業完了。
- DPD強制燃焼をおこない作業は完了です
オススメの点検箇所
吸気系から排気系まで全てを清掃をしておけばOK!
- 坂道が昇らない
- エンジンの力がない
といった症状がでている場合は必ず以下の箇所を点検することをオレはオススメします。
- スロットルボディー周辺
- 圧力センサーパイプの目つまり
追加で点検するなら下記となります。
その他にもスキャンツールを用いての作業は下記をしておくとよい。
- DPD差圧パイプの点検、清掃
- EGRバルブの点検
- インジェクター補正値の点検
ということで今回の記事は終わりです。
追記:スロットルボディーにカーボンが溜まっていたら除去するのは手作業以外に無理。
ということで綺麗にカーボンを除去するなら整備工場にお願いするのが安心かな。
DPFクリーナーは効果あるの?
DPFクリーナーなんてほぼ無意味。
試しにクリーナーを投入して様子を見るのもアリだけど経験上あまり効果はなかったですね。
キレイにするなら手作業の方が綺麗になりますよ。
エンジンが吹けなくなったという症状が1回でも出たなら整備工場で点検してもらいましょう!
アイドリングが多いとDPDマフラーは詰まりやすい
アイドリングの時間が多いとDPDマフラーは詰まりやすいのでアイドリングが多い車両はDPDのつまりに注意してね!
DPDの燃焼の順番は下記の順番で燃焼する。
- DPDが溜まると自動燃焼モードに入る
- 自動燃焼で燃えきれなかった場合は手動燃焼モードに入る
- 手動再生モードで燃えなかった場合エンジンチェックランプが点灯して強制燃焼をしなきゃいけない
という流れで燃焼します。
強制燃焼はスキャンツールを使っての作業となり個人が購入はムリがありすぎます。
それにスキャンツールの扱い方を知らない人が買うのは無謀すぎ。
チェックランプが点灯したら整備工場に持っていきましょう。
DPDシステムとは
DPDについては各ところどころで解説しているから詳しい説明は避けるけどDPDとは下記なんだ。
DPD (Diesel Particulate Defuser)の略でDPDという。
DPDってのはディ―ゼル自動車の排気ガスの中に含まれる粒子物資(PM)を浄化する装置のことをさす。
そんなわけでDPDは大気中にPMを拡散しないようにDPDマフラー内でPMを貯めておいて、一定以上のPMが蓄積すると自動的に自動燃焼するようプログラムされている。
- DPD自動燃焼
DPDは一定量のPMが溜まるとDPD自動燃焼モードに入るようにプログラムされている。
- DPD手動燃焼
手動燃焼モードは自動燃焼モードでは燃焼しきれないPMがあった場合に手動燃焼モードに切り替わる。
だから【手動燃焼ボタンを押してください】って車から音声で警告があった場合は出来る限り早めに燃焼ボタンを押してほしい。
- 最終的にエンジンチェックランプ点灯する
何度も言うけどエンジンチェックランプが点灯した場合はもうお手上げです。
整備工場で強制燃焼作業をしてください。