今回はABSランプならびにブレーキ警告灯が同時点灯しているトヨタのトヨエースを診断したからご紹介する。
車に乗っていたドライバーいわくABSランプならびにブレーキ警告灯が点灯した瞬間は覚えていないらしく。
気が付いたときにはABSランプならびにブレーキ警告灯が点灯していたみたいなんだ。
今回ご紹介するトヨエースの型式はPB-XZU306型の車両で日野自動車ではダイナって車両で販売されているOEM車両だ。

突然のABSランプとブレーキ警告灯が同時点灯はマジで驚くと思う。
実は最近、俺の愛車も最近ブレーキ警告灯が点灯したからブレーキ警告灯が点灯した車に乗っているドライバーの気持ちが凄く分かる。
目的にたどり着く前に事故したらどうしよう?ブレーキ大丈夫かな?
なんて考えながら運転したけど不安で運転に集中するなんてムリだった。
ということでドライバーに安心して運転してほしいからABSの故障診断を行いたいと思う所存。
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ABSの交換費用は高くつく
とにかくABSの修理費用・交換費用はとにかく高額なんだ
ただ、ABSが点灯しているからといってABSが故障と結論が出ている訳じゃないんだけど。
何度も言うようにとにかくABSの修理費用・交換費用はとにかく高額なんだ。
部品だけでABSユニットの価格は10万円を余裕で超える。
もうオレが誤診をしてしまうとお客さん修理負担が増す。プレッシャーで心が苦しいからもう逃げだしたい。
とはいえ誰かがやらなければならない、ということで診断を開始する。
自動車の診断機はスキャンツールのGスキャンで診断する
自動車の修理に診断機は必ず必要なんだ。
最近の自動車は感では治せない。
エンジンチェックランプ・その他のチェックランプ(警告灯)が点灯したら、まずはスキャンツール(診断機)を利用するのが定番、というか常識なんだ。
いやスキャンツールがないと診断できない。ということはないけどスキャンツールがないと、故障個所発見まで時間がかかるって話。
だからオレ達整備士はスキャンツールを利用して時短、診断しているってワケなんだ。
がしかしスキャンツールは60万円を超えるし一般人には不要のアイテムだ。一般人購入しなくていい。
いや、俺がブログにアフィを張り付けているのはスキャンツールの価格を知って欲しいから張り付けているだけ。一般人は買わなくていい。
故障コードC1249は【ストップランプスイッチ異常】
そんなわけで、OBDコネクターからABSシステムにアクセスした、するtGスキャンはストップランプスイッチの異常を検出した。
ただ、ストップランプスイッチはデーター表示ではON/OFFするから何ら問題はない正常。
それだというのにストップランプスイッチのエラーが発生している不思議。
ストップランプスイッチを交換してみたけどエラーコードは一向に消えないから迷宮すぎ。
ABS点灯の原因は左右テールランプの電球の玉切れ
まさかと思いテールランプ左右を確認してみるとABS点灯の原因はまさかの左右テールランプの玉切れだった。
ということで新品の電球に交換して解決したんだけど、左右のテールランプの玉切れは滅多にないという話。
だから俺も左右のテールランプの玉切れするとABSランプとブレーキ警告灯が点灯するなんて知らなかったし
今回、知ることが出来て凄く勉強になったから自信満々で言いたいからブログ記事にしている。
今回のおさらいは下記。
- デュトロ・トヨエースは年式により左右テールランプの電球が切れると警告の為にABSランプとブレーキ警告灯が点灯する仕組み
ABSランプとブレーキ警告灯が同時点灯した理由
ブレーキランプの不灯は追突事故の危険性が高まり凄く危険なんだ。
だから自動車メーカーはドライバーに危険を知らせる意味をこめてABSランプとブレーキ警告灯が同時点灯するという設定をしている。
ということでABSランプならびにブレーキ警告灯が同時点灯したなら
まずはテールランプの電球の玉切れの確認してほしい。
電球交換を自分で作業する際に注意する点
電球を交換する際の注意点なんだけど、取りはずした電球のワット数を確認してから取り付けるのが基本となる。
特にDIY作業の場合は電球の種類を間違って交換してしまうことが多いんだ。
実際にお客さんがDIYで、ワット吸うの違う電球を取り付けてテールレンズが高温になり、溶けてしまったなども見たこともあるし。
電球もシングル球かダブル球の確認と24Vなのか12ボルトを確認することが凄く重要であり。
部品を交換する前は取り外した部品を確認してから新しい部品に交換しましょう。
って整備士として俺は読者の皆様に言いたい。
ということでABSランプならびにブレーキ警告灯はテールランプの電球を交換で自然と消えるという記事でした。
ABSランプとブレーキ警告灯が点灯しているなら、是非今すぐ左右テールランプの電球が切れを確認してみてください。
もしかするとテールランプの電球が切れているかもしれない。
故障を未然に防ぐには?運転前に日常点検は必須
おそらくほとんどのドライバーが運前に日常点検などは行っていないと思う。
運転前にははエンジン回転計、バッテリー、計器類が正常に動作しているかチェック。
燃料・オイルの確認が必要で、十分な量が入っているの確認が超重要。
ブレーキ操縦系の点検、ハンドル、ペダル、ブレーキの動作しているかをチェック
特にブレーキは重要保安部品です、ブレーキに違和感を感じる、不具合が見つかった場合は整備工場に直行してほしいし。
ブレーキの故障は最悪死を招く、ということで運運前に日常点検などは必ず行ってほしい。
ほら、こんな感じでホイールにヒビが入っていることだってある。
出発前にホイールのチェックも忘れずに。