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【XMAXのメンテナンス】スパークプラグを標準プラグから【NGK MOTO DX】に交換

通勤で使い始めたXMAXの排気ガスが燃料臭いことに気が付いた。

XMAXに乗り始めてから3年経が経過しメンテナンスはDIYが中心でオイル交換やブレーキパッドの交換済み。

だけどプラグ交換は未実施でいた。

只今のXMAXの走行距離は55000キロだ、もうそろそろプラグを交換しておかないと燃費の悪化や排ガスの臭いが酷くなる一方だ。

排気ガスが生ガスの臭い原因は下記。

  1. 燃料が濃すぎる
  2. スパークプラグの劣化や失火
  3. ガソリンの漏れ

今回の排出ガスが燃料臭い原因はスパークプラグが原因。なんでプラグが原因って分かるんだ?

って思われるだろうけど、各ところどころで言いまくっている。

オレは自動車整備士だって。

スパークプラグが劣化すると失火もするしエンジンの始動性も悪くなる。

というわけでエンジンが始動しなくなる前にスパークプラグを交換する。

 

運営者のジョンです。整備歴20年の現役の整備士です。

只今のスクーター総走行距離55600キロに到達。

今まで大きなトラブルはなく、エンジンの吹け上がりも今のところ問題なし吹け上がりは快調。

下記の目次を【クリックでジャンプ】

【時短】スパークスラグの交換にシートやメットインを外さなくても可能

実はXMAXのスパークプラグの交換はシートやメットインを外さなくても可能だったりもする。

XMAXみたいな構造が複雑なスクーターはスパークプラグの交換だけでもシートやメットイン、その他付随するビスやナットなどの取り外しが必要。

しかも取り外したネジは紛失しないように管理が必要。

つまり何が言いたいかというと正規の方法でスパークプラグの交換作業はクソ面倒という話。

整備解書に従って作業を進めると手順の抜けや、工具の選定ミスなど締め付けトルクの誤りなど作業ミスは減るだろうけど

整備解説書通りの作業手順は時間がかかる作業だ。

DIY作業は出来る限りショートカットしたい。

というわけで前フリが長くなったけど今回はシートを外さずスパークプラグを交換する。

XMAXのスパークプラグの位置はエンジンの左側

XMAXのスパークプラグはエンジンの左側に位置しています下記。

スパークプラグコードを抜くコツは掴んで抜くだけ

スパークプラグを抜くにはエンジンの左側に手を入れてプラグコードにアクセスする。

左側から覗きこむと、イグニッションコイルが目視で確認できる。
下記からスパークプラグにアクセスする。

イグニッションコイルの抜き方

イグニッションコイルは手で握り引っ張って抜くことが可能なんだ、だから特別な工具なんて使わない。

右手の左手どちらでも構わない、力が入りやすい方の手でイグニッションコイルを抜きます。ちなみにオレは右効きです

画像では左手で引っ張ってはいますが、じつは右手で抜いた。

イグニッションコイルを抜くことに成功。
体勢を整えてしゃがみ込み、右手でイグニッションコイルを引き抜くと簡単に抜けます。
ここまでの作業は10秒と掛かっていない上出来。
コイルを抜く時の注意点としては下記に注意。
  • プラグコードのコードだけを引っ張ってしまうのはNG。
コードを引くとコードだけが抜けてしまう、イグニッションコイルを抜くときはシッカリとコイルを掴んで引き抜こう。

スパークプラグの脱着工具はラチェットレンチ1本と14mmのプラグレンチを利用

スパークプラグの脱着はラチェットレンチはショートサイズを利用すると作業がしやすい。

ラチェットレンチはショートでなければならない理由として、スパークプラグを脱着するのに工具が入るスペースが狭いことがショートラチェットレンチを選択した理由です。

ラチェットレンチの可動ギアの数が多いラチェットを使用すると作業スピードが格段に上がります。

可動ギアの多いラチェットはスペースの狭い場所でも工具の動き幅が細かく動く、ボルトの締め付けや緩めるスピードが格段に進むのでショートはガチでオススメ。

標準スパークプラグのサイズはLMRA8A-9

というわけで5分でスパークプラグを取り外すことに成功しました。

ちなみにXMAXの標準スパークプラグのサイズはLMRA8A-9のサイズとなり、愛車のXMAXは標準サイズのスパークプラグプラグが付いていたようです。

取り外したスパークプラグの先端の電極を確認してみると、電極が丸くなっていて劣化していることが分かります。だけどこの状態でも

普通に走行する事が可能なんだからスパークプラグの交換時期ってマジで謎ですね。。

今回は新品のスパークプラグの用意はしていないので早速Amazonで注文です。

スパークプラグの交換は3000キロ~5000キロ

スパークプラグの交換は3000キロ~5000キロというわれてはいるけど真実は謎。

スパークプラグの交換のタイミングは下記。

  • エンジンの吹け上がりが悪い
  • 始動性が悪い
  • 生ガス臭い

じっくりと見てみるとスパークプラグの電極を見てみると、摩耗が酷い。早急に交換が必要。

XMAXの標準のスパークプラグはNGKのLMAR8A-9・4313のプラグだ。

標準プラグを選ぶ理由としてスパークプラグの品の数が多すぎる。選び切れないから標準プラグを選ぶ人もいたりもする、その考えには同意。

スパークプラグの品の数多すぎ

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バイクのスパークプラグにイリジウムを入れたいという願望があるけど、どうやらバイクとイリジウムプラグとの相性はあまり良くない。

始動性が悪い。

そこで調べていくと、イリジウムじゃないけどイリジウムみたいな見た目の標準プラグを上回る性能のスパークプラグを発見。

NGK MOTO DX LMAR8ADX-9S 94965 のプラグがあるから今回はこれにした下記。

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NGK MOTO DX LMAR8ADX-9S はイリジウムプラグのように見えるけど実は違うというスパークプラグ。

オレはプラグに関することを解説する気もないし、そこまでオレも親切じゃない。詳しくはご自分でプラグに関する勉強をしてほしい下記。

MotoDXプラグ|NGKスパークプラグ製品紹介サイト

MOTO DXプラグは標準プラグに比べて燃費の向上などを狙っている。

交換してみて実感できるのかは謎、だけどオレはMOTO DXプラグに交換する。

NGK MOTO DXプラグに決めた理由

正直、どのプラグを選択し装着しても体感できるほどの各プラグの差なんて普通の人は分からない。

ただ国家2級整備士の免許取得にエンジンの基本構成はアホほど勉強したし、エンジンに関する知識は頭に入ってる。

現場では酷いありさまのエンジンを目にしてきた。

メンテナンスの行き届いていない酷いエンジンを見るとマジで腹が立つし、それと同時に悲しい気持ちになったりもする。

下記エンジンはハイラックスのエンジンなんだ。

エンジンオイルを2年交換せず数万キロ走行するとエンジン内部はこんな感じになるんだ下記。

もう見ただけでエンジンの汚れが酷いのが見てとれると思う。

だから自分の愛車はこうならないようにしたい。という話なんだけどエンジンは3つの要素が重要なんだ。

  • 良い混合気
  • 良い圧縮比
  • 良い火花

というわけでワンランク上のスパークプラグで燃料を完全燃焼させてやるって思ったりもしている。

で選んだのが下記のプラグ。

高性能プラグは火花が安定している

高性能プラグは火花が安定して、混合気が完全に燃焼する。ってなわけだけど実際のところは謎。

だけど信じよう。

着火性能の向上⇒燃焼効率のアップを

プラグの交換一つでこんなにも劇的にエンジンの吹け上がりが良くなるのか!とはならないだろうけど

すこしでもエンジン内部の混合気が完全燃焼するならワンランク上のプラグを選択してもいい。

そう思った。それにプラグの価格って1000円程で安いんだもの。

ワンランク上のプラグで運動エネルギーの変換や熱効率も向上するならオレはワンランク上のプラグを選択する。

そして出来るだけ長く愛車をダメージ(ノッキング)から守りたいだ。

プラグの交換にはプラグレンチは14mm

  • スパークプラグの交換はプラグレンチ14mmを使用

今回のプラグ交換にシートを外さずプラグ交換を行うことが出来た。

シートを外す作業は時間のムダだけど、確実にプラグにアクセスしやすいのはシートを外した方がいいとは思う。

オレはシートを外さない派。

スパークプラグの締め付けボルトは13N/m

プラグの締め付けトルクは13N/mだ。

もちろんトルクレンチを利用してプラグは規定トルクで締め付けて作業は完了した。

ということで今回はスパークプラグを標準プラグからNGK MOTO DXに交換した。

もちろん燃費や生ガス臭いのは消え燃費もガソリン満タンで400キロ以上走るようになった。

一般的にスパークプラグの交換時期は下記なんだ。

  • 3000キロ~5000キロがスパークプラグの交換目安
  • 年数は5年~7年が交換の目安

というワケで排気ガスが生ガス臭いと感じたから即対応が必要なんだ。

異常に気が付いているのに放置すると突然エンジンか始動できなくなったりもする。

結局困るのは自分だ。

だから対応したって話で、今回もDIY作業で工賃を浮かすことが出来き節約できた。

DIYは生活改善にふさわしい作業だ。

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