今回も三菱ふそうのキャンターのトラブルで対応したのでご紹介します。
お客さんからの申告で排気ブレーキのランプは点灯するが排気ブレーキが効いていないかもしれないので点検してほしいとのこと。
そんなわけで排気ブレーキのスロットルを点検することになりましたのでご紹介します。
車両情報が下記です。
- 三菱ふそう:キャンター
- 原動機;4P10エンジン
運営者のムーチョです。整備士歴20年の現役の自動車整備士です。
結論:排気スロットルは問題ありませんでした
排気ブレーキは正常
まずは排気ブレーキの作動確認から行いますが、その前にスキャンツールのGスキャン2で故障コードの確認をします。
すると故障修理が過去歴で10個残ってました。
そこで、10個の故障コードの詳細を知らべまくりましたが、今回の故障コード発生で排気ブレーキの制御を停止するという制御はないということが判明。
データ表示で確認した結果、排気ブレーキは正常に作動しているという判断となりました。。
- ブレーキソレノイドバルブがアクセルオフで95%
- エキゾーストブレーキスイッチON
- エンジンブレーキON
- パーキングブレーキOFF
- ブレーキペダルのポジションOFF
- エンジンブレーキスイッチシグナルの検出された値ON
データで見る限りでは排気ブレーキは正常です。
排気ブレーキ目視でスロットルのストッパー目視で確認する
あとは排気スロットルを目視で確認して今回の作業は終了です。
早速、排気スロットルにアクセスするんですが、4P10エンジン排気スロットルは冷却水が通っているというワケワカメなアホな設計。
今回はスロットルにアクセスするのに排気パイプを取りはずします。
排気パイプのバンドを外すのに少し手こずりましたました。
なんだかんだで作業開始から10分程です。
排気スロットルにたどり着きストッパーが折れがないか確認です。
エラーコードが発生していたら全消去
気のせいかとは思いますが、エラーコードを全消ししたら排気ブレーキが作動感が強く感じる。
入庫した当初よりも増して排気ブレーキが明らかに効いている。
もう謎。
今回は排気ブレーキのストッパーの確認作業で作業は終了です。
あとあと何か進展があれば記事を更新します。