今回はNPR85型のイスズのエルフで4JJ1型エンジンのトラックのウオッシャー&ワイパーが動かない故障に対応し、解決したからご紹介する。
同じようにワイパーブレード作動不良ならびにウオッシャーが出なくて困り果てているなら参考にして解決してほしい。
今回の故障の症状をまとめると下記なんだ。
- ワイパーが作動しない・動かない
- ウォッシャーノズルから水が出ない
整備歴20年の現役の自動車整備士ジョンです。
- ワイパーが動かないなら電圧を電源電圧を点検するのが基本
- 【エルフ】ワイパーモーターの部品価格 35000円
エルフの症状:ウォッシャーのスイッチを入れてもノズルから水が出ない
エルフのワイパーモーターの電源を点検するとヒューズが抜かれていた
困ったことにワイパーの電源ヒューズを確認しようしたけど、ボックス蓋が紛失しているからワイパー系のヒューズナンバーが分からない。DIYの恐ろしいところを垣間見た瞬間でもある。
(エルフのヒューズボックス蓋の裏にはヒューズ番号が記されています)
蓋がないということは、どのヒューズが何のヒューズなのか謎な状態で診断する時に凄く困るしマジでウザい。
というわけでワイパーモーターの電気回路図を確認したところヒューズの位置は下記でした。
そしてナゼか分からないけどワイパー・ウオッシャーの15Aヒューズが抜かれていた。
マジでヒューズを抜いた人が天才すぎるし天然すぎ。
なんでフューズ抜かれてんの?マジで意味不明なんだけど、今回の件でブログ記事が書けるからオレはヒューズを抜いて人に感謝したい。
今回のエルフのお客さんはDIYが好きで電装品を付けまくっていていて、電源を各ところどころの回路から取っていて配線処理もムチャクチャです。
というわけで何も考えず15アンペアのヒューズに抜いちゃったら何が起こるか分からない良い事例。
というワケで今回は15アンペアのヒューズを元に戻してワイパーは正常に作動したから安心した。
NPR85 エルフのワイパー・ウオッシャーのヒューズサイズ・品番は?
- ワイパー・ウオッシャー:ヒューズ品番SAF8150の15A
ヒューズを勝手に抜くと起こること
- ワイパー、ライト、ウインドが作動しない
- エラーの表示や警告灯の点灯
- エアバックなどの無効化
- 他のヒューズや回路に負担が掛かる
ワイパー・ウオッシャーが作動しない場合の対処法
- 電源ヒューズを確認
今回のようにヒューズ一つの問題で工賃は高くつきます。(診断料8000円)
まずはワイパーが作動しなくなったらヒューズが切れていないかご自身で確認して、もしヒューズが切れていたら必ず同じアンペアのモノに交換してくださいとしか言えないし。
アンペアの大きなヒューズをいれると火災や配線焼損のおそれがあるから、ヒューズは適当に抜くもんじゃないし、挿すものでもない。
というわけでヒューズの位置を確認するなら取り扱い説明書や、配線図でどこのヒューズが何を担当しているか調べて欲しい。
って思ったりもした。
そんなわけでワイパーが作動しなくなったらまずは電源ヒューズを確認しよう。
ジョンが愛用しているサーキットテスター
今回はヒューズが抜かれていたけど、原因を丁寧に突き詰めていく姿勢が大事なんだ。
だから雑な故障診断は誤診をまねきユーザーの不信を招くから電気部品が作動しない時は電源ヒューズを確認しよう。
って言いたいしNPR85 イスズ エルフの電源電圧は12V電圧と言い忘れたから最後にいっておきます。