またもやイスズのNHR69型エルフがエアコンのスイッチを入れてもアイドルアップしないという故障で修理し解決したからご紹介する。
車両情報:イスズ 型式:NHR69型 4JG2エンジン
バッテリーが上がってしまうということで調べたけどアイドリング状態でのオルタネーターの発電量は正常。
だけどエアコンのスイッチを入れるとエンジンが振れてアイドリングぁ安定しない、アイドルアップもしていないことに気が付いた。
なんでアイドルアップしないんだ?
って思って調べていった結果EGRバルブが壊れていることに気が付いた。
EGRバルブの故障でアイドルアップしない
エアコンのスイッチを入れてもアイドルアクチュエーターは作動するけど、なんだか負圧の力がまだまだ足りない感じ。
バキュームホースが抜けているとアイドルアクチュエーターは作動しない。
そこで次の箇所を点検することにした下記。
- バキュームホースのヒビ割れ
- バキュームホースの抜け
点検結果はバキュームホースの破れや外れはなし。
EGRバルブのダイアフラムの故障
EGRバルブとは排気ガスの一部を吸気系に戻すためのパイプの間にあるバルブのこと。
EGRバルブ本体を負圧テスターで点検したところEGRバルブのダイアフラムの不良が見つかった。
経年劣化により内部のダイアフラムに異常がみられ負圧テスターの針が動かない。
というわけで新品のEGRバルブに交換する。
EGRバルブの品番
EGRバルブはもちろん純正を使います。
EGRバルブの純正品番は8-97368869-1
付随するガスケットも同時交換する。
今回の診断手順
診断手順を説明する下記。
- バキュームポンプが正常化点検する
- エアコンスイッチを入れた時にバキュームスイッチに電圧が掛かるか確認する(12V電圧の確認)
- 負圧ホースのひび割れや抜けがないか確認する
- アイドルアクチュエーター本体をバキュームテスターで負圧が掛かるは点検する
- EGRバルブ本体をバキュームテスターで点検する
69型のエルフのエンジン制御は完全コンピューター制御じゃないからスキャンツールに頼ることが出来ないからツラいと思う。
修理するには少し苦戦するだろうけど無事に解決してくれると超嬉しい。
EGRバルブ交換後はアイドルアクチュエーターは正常に作動した、エルフがアイドルアップしないということで悩んでいる人は記事を参考にして解決してほしい。