エンジン排気ガスが生ガス臭い。
XMAXを通勤で使い始めて3年経つのに一度もプラグ交換をしていない。もうそろそろ交換しなきゃ。
排気ガスが生ガスの臭い原因は下記です。
- 燃料が濃すぎる
- スパークプラグの劣化や失火
- ガソリンの漏れ
さすがにガソリンの漏れはないとして、排出ガスが燃料臭い原因はスパークプラグが原因と予想。(整備士歴20年の経験から)
スパークプラグの劣化すると失火、燃料が燃えきれず生ガスの臭いがする鼻の奥にツンとくる。
ということで今回の生ガス臭い匂いの原因とはスパークプラグの劣化と予想したのでスパークプラグを交換します。
私と同じように、なんだか排気ガスが生ガス臭いな。と感じたなら記事を参考に解決して頂けると嬉しい。
運営者のジョンです。整備歴20年の現役の整備士です。
今回はスパークプラグをNGK MOTO DXに交換して生ガス臭い症状を改善したい。
只今のスクーター総走行距離55600キロに到達。
今まで大きなトラブルはなく、エンジンの吹け上がりも今のところ問題なし吹け上がりは快調。
【時短】スパークスラグの交換にシートやメットインを外さなくても可能
実はXMAXのスパークプラグの交換はシートやメットインを外さなくても可能だったりもする。
XMAXみたいな構造が複雑なスクーターはスパークプラグの交換だけでもシートやメットイン、その他付随するビスやナットなどの取り外しが必要。
しかも取り外したネジは紛失しないように管理が必要。
つまり何が言いたいかというと正規の方法でスパークプラグの交換作業はクソ面倒という話。
整備解書に従って作業を進めると手順の抜けや、工具の選定ミスなど締め付けトルクの誤りなど作業ミスは減る。
だけど、時間がかかる作業だ。
作業に関する部分でショートカット可能な所があるなら積極的にしたほうが作業時間の短縮になったりもする。
というわけで前フリが長くなったけど今回はシートを外さずスパークプラグを交換する。
XMAXのスパークプラグの位置はエンジンの左側
XMAXのスパークプラグはエンジンの左側に位置しています下記。
スパークプラグコードを抜くコツは掴んで抜くだけ
スパークプラグを抜くにはエンジンの左側に手を入れてプラグコードにアクセスする。
イグニッションコイルの抜き方
イグニッションコイルは手で握り引っ張って抜くことが可能なんだ、だから特別な工具なんて使わない。
右手の左手どちらでも構わない、力が入りやすい方の手でイグニッションコイルを抜きます。ちなみにオレは右効きです
画像では左手で引っ張ってはいますが、じつは右手で抜いた。
- プラグコードのコードだけを引っ張ってしまうのはNG。
スパークプラグの脱着工具はラチェットレンチ1本と14mmのプラグレンチを利用
スパークプラグの脱着はラチェットレンチはショートサイズを利用すると作業がしやすい。
ラチェットレンチはショートでなければならない理由として、スパークプラグを脱着するのに工具が入るスペースが狭いことがショートラチェットレンチを選択した理由です。
ラチェットレンチの可動ギアの数が多いラチェットを使用すると作業スピードが格段に上がります。
可動ギアの多いラチェットはスペースの狭い場所でも工具の動き幅が細かく動く、ボルトの締め付けや緩めるスピードが格段に進むのでショートはガチでオススメ。
標準スパークプラグのサイズはLMRA8A-9
というわけで5分でスパークプラグを取り外すことに成功しました。
ちなみにXMAXの標準スパークプラグのサイズはLMRA8A-9のサイズとなり、愛車のXMAXは標準サイズのスパークプラグプラグが付いていたようです。
取り外したスパークプラグの先端の電極を確認してみると、電極が丸くなっていて劣化していることが分かります。だけどこの状態でも
普通に走行する事が可能なんだからスパークプラグの交換時期ってマジで謎ですね。。
今回は新品のスパークプラグの用意はしていないので早速Amazonで注文です。
スパークプラグの交換は3000キロ~5000キロ
スパークプラグの交換は3000キロ~5000キロというわれてはいるけど真実は謎。
スパークプラグの交換のタイミングは下記。
- エンジンの吹け上がりが悪い
- 始動性が悪い
- 生ガス臭い
じっくりと見てみるとスパークプラグの電極を見てみると、摩耗が酷い。早急に交換が必要。
XMAXの標準のスパークプラグはNGKのLMAR8A-9・4313のプラグだ。
標準プラグを選ぶ理由としてスパークプラグの品の数が多すぎる。選び切れないから標準プラグを選ぶ人もいたりもする、その考えには同意。
スパークプラグの品の数多すぎ
バイクのスパークプラグにイリジウムを入れたいという願望があるけど、どうやらバイクとイリジウムプラグとの相性はあまり良くない。
始動性が悪い。
そこで調べていくと、イリジウムじゃないけどイリジウムみたいな見た目の標準プラグを上回る性能のスパークプラグを発見。
NGK MOTO DX LMAR8ADX-9S 94965 のプラグがあるから今回はこれにした下記。
NGK MOTO DX LMAR8ADX-9S はイリジウムプラグのように見えるけど実は違うというスパークプラグ。
MOTO DXプラグは標準プラグに比べて燃費の向上などを狙っている。
実感できるのかは謎、だけどオレはMOTO DXプラグに交換する。
NGK MOTO DXプラグに決めた理由
正直、どのプラグを選択し装着しても体感できるほどの各プラグの差なんてオレには分からない。
ただ国家2級整備士の免許取得にエンジンの基本構成はアホほど勉強しエンジンに関する知識は頭に入ってる。
実践に至っては酷いエンジンを目にしてきた。
メンテナンスの行き届いていない酷いエンジンを見るとマジで腹が立つし、それと同時に悲しい気持ちになったりもする。
下記エンジンはハイラックスのエンジン。エンジンオイルを2年交換せず数万キロ走行するとエンジン内部はこんな感じになるんだ下記。
もう見ただけでエンジンの汚れが酷いのが見てとれると思う。
だから自分の愛車はこうならないようにしたい。という話なんだけど重要エンジンは3つの要素が重要なんだ。
- 良い混合気
- 良い圧縮比
- 良い火花
ワンランク上のスパークプラグで燃料を完全燃焼させてやるって思ったりもしている。
で選んだのが下記のプラグ。
高性能プラグは火花が安定している
高性能プラグは火花が安定して、混合気が完全に燃焼する。
着火性能の向上⇒燃焼効率のアップ
プラグの交換一つでこんなにも劇的にエンジンの吹け上がりが良くなるのか!と体感はできないけどエンジン内部は混合器が完全に燃焼するから運動エネルギーの変換や熱効率も向上する。
1000円弱で着火性能が向上するならワンランク上のプラグを選択して出来るだけ長く愛車をダメージ(ノッキング)から守りたい。
プラグの交換にはプラグレンチは14mm
- スパークプラグの交換はプラグレンチ14mmを使用
今回のプラグ交換にシートを外さずプラグ交換を行うことが出来た、シートを外す作業は時間のムダ。
シートを外さないで時短で作業できるなら、シートを外さずプラグ交換をしたいと思ったりもした。
小さなトルクレンチを使用するとトルク管理も可能。
スパークプラグの締め付けボルトは13N/m
ということで今回はスパークプラグを標準プラグからNGK MOTO DXに交換したら燃費や生ガス臭い匂いは消えた。
一般的にスパークプラグの交換時期は使用しているプラグの種類によって異なるんだけど、一般的なプラグの交換時期をまとめると下記。
- 3000キロ~5000キロがスパークプラグの交換目安
- 年数は5年~7年が交換の目安
というワケで排気ガスが生ガス臭いな。と感じたから即対応が必要だから対応した。