【マツダ CX-5 KE後期】 バッテリーマネージメントシステム点検が表示されたから対処した話。

  • 2024年8月19日
  • 2024年11月3日
  • 自動車

エンジンキーをONにしてエンジンを始動したら【バッテリーマネージメントシステム点検】という表示が出現した。

突然すぎて自分でも驚いてしまった。

【バッテリーマネージメントシステム点検】が表示された原因を調べている人は参考にしてほしい。

運営者のムーチョです。20年整備士をやっている現役の自動車整備士です。

原因はバッテリー電圧の低下

急に【バッテリーマネージメントシステム点検】なんて表示されるから驚いたところではあるんだけど

スキャンツールを用いて調べてみたところモジュールの回路電圧が低いというエラーコードが入ってる。

  • 原因はバッテリー電圧の低下

つまりバッテリーの寿命が近い。

バッテリー交換に関してDIYするのもあり、ディ―ラーにお願いするのもあり。

だけどディ―ラーの工賃は時間単価が凄く高いので、その為ディ―ラーは最終手段として利用したいと思う。

ディ―ラーに行けば確実に治るのでディ―ラーに行くオススメします。
そんなわけで愛車のCX-5の状態は下記なんだ
  • 現在の症状は【バッテリーマネージメントシステム点灯】が表示でi-stop機能が使えない状態

そんなわけ今回の症状の解決策は一つだけになるんだ下記。

バッテリーを充電もしくは、新品に交換で【バッテリーマネージメントシステム点灯】は消える。

やっぱりディ―ラーは信頼性が高い

車を修理するには技術も必要だけど、修理する際のやり方など各ところどころの情報は必ず必要。

ディ―ラーと町工場を比較した場合、ディ―ラーの情報量は凄まじく多く有益な情報で溢れている。

何が言いたいかと言う、町工場が収集できる情報量はディ―ラー比べると少なくて、最新の車のECUは高性能なうえ、コーティング作業は町工場では今のところ不可となっている。

クラッチ交換作業の後もディ―ラーで再設定する必要がある車種もあるで顧客の囲い込みが凄まじい。

とはいえ個人でもバッテリー交換程度なら今のところ可能。

DIYする人にはディ―ラーは車を購入する場所でしかないかもしれないけど、最新の車はDIYには不向き。

ディ―ラーの技術力と情報量は有益すぎて『みんカラ』程度の情報とやり方では車の整備や車の設定は不可となってきているのが現状だ。

ようするにディ―ラーに高い金を払い整備をしてもらわないとエラーは消えない車になってきているという話なんだ。

バッテリー交換でバッテリーマネージメントシステムは消える

簡単な話でバッテリーの電圧が復活さえすればああ点検は消える。

だけどCX-5のバッテリー価格は高額で2万円以上もする。

さらにはバッテリーサイズがデカくて重いうえに下手すりゃギックリ腰になるかもしれないと素直にビビるし恐怖を感じる。

比重は基準値以下だった

バッテリーを交換するにあたり本当にバッテリーが劣化しているのか調べることが大切。バッテリーを交換してもバッテリーマネージメントシステムの表示がきえなければシャレにならない。

ということで今回は比重計を用いてバッテリーの比重を計ることにした。

そしたらセルが1つ死んでた、比重は1.10弱しかなくてバッテリーはもう寿命で死にかけ。

全ての計測結果はというと6つのセルのうち2つのセルで比重が基準値以下だった。

1つのセルが2ボルトで6つあるから12ボルト電圧のバッテリーは完成なんだけど1個のセルが死ぬと12ボルト以下の電圧になってしまうがゆえにシステム異常が発生して【バッテリーマネージメントシステム点灯】するというカラクリ。

ということでバッテリー交換を実施するという流れになるので今回も3年ぶりにバッテリー交換する。

最近の車はエラーをメーターモニターで知らせてくれるから感謝感激雨嵐。

とはいえ突然【バッテリーマネージメントシステム点灯】の表示はメンタル的に不安になるからヤバい。

シンプルに【バッテリー電圧が低下しているからバッテリーの点検をしてほしい】と表示してくれたほうがドライバーとして少しは安心するからマツダはもう少し考えて欲しい。

エラーコードはP0A8D00

エラーコードが残っているか調べたら現在故障でエラーコードを検出できた下記。

  • エラーコード:P0A8D00

P0A8D00のコードはバッテリー電圧の低下がみられるときに出現するエラーコード。

つまり電源システム系統が一時的に低入力となったときに検出されるエラーコードなのでつまり原因は

  • バッテリー電圧の低下

整備解説書を少し読んだところ、エンジン始動時にバッテリー電圧が一時的に低下したことにより各ところどころのシステムに影響が出てることにより結果的にP0A8D00のエラーコードが検出されたという内容だからバッテリー交換すればすべては解決する話。

社外のバッテリーサイズはT-115

今回交換するバッテリーはパラソニック製のバッテリーを選択、もちろんアイドリングストップ用のバッテリーを選択しないといけないから

バッテリーのサイズはT-115を選択。

ちなみに愛車の型式・年式は下記になるから同じような年式の人はバッテリー選びの参考にしてほしい。

マツダ・CX-5 スカイアクティブD2.2

  • 型式:LDA-KE2AW
  • 原動機の型式:SH
  • 初年度登録:平成27年4月
  • 総走行距離:81898km

バッテリー交換はDIYすると初期設定が必要

CX-5はバッテリ―を交換したあとには初期設定は必ず必要な作業。

もちろんディ―ラーでバッテリー交換をした際には初期設定作業はバッテリー交換と同時作業となる。

とはいえ今の自動車業界は人手不足で作業時間はなんとかして短縮したいという流れになっているからバッテリー交換後の初期設定作業はシンプルで簡単ではあるけど短縮したい作業の一つ。

つまり初期設定作業はホントにメンドクサイからキライ。

初期設定作業をしないという選択肢もありだけどi-stop機能使えなかったりするから初期設定作業は必ずしなきゃいけない。

バックアップ電源を利用すると初期設定は必要ない

バックアップ電源を利用すると各システムの初期設定が不要だから今回はバックアップ電源を利用する。

ディ―ラーも同じようにバックパックを取りながら作業しているから何ら問題ない。

そんなわけで今回はバックアップ電源を利用してバッテリー交換を行なった下記。

今回は信頼性は高いHITACHI製のバックアップ電源は用意しました下記。

ということで今回も前回のバッテリー交換のときと同様にバックアップ電源を利用して2回目のバッテリー交換の作業を開始。

コイツを使うと各システムの初期設定が不要なのはマジで手間が省けて感激する。

ということでバッテリーを外す前に車両側のOBDコネクターにバックアップ電源用のコネクターを接続する下記。

コネクターの接続が完了したら、電源スイッチを押してバックアップを起動。

あとはバックアップ電源ランプが青に点灯するとバックアップは完了なんだ下記。

バッテリーを交換する

バックアップ電源が確保できたらあとはバッテリーを取りはずしてバッテリーを交換するだけだ、超簡単。

まずはマイナス端子から取り外す。

続いてプラス端子を取りはずす下記。

プラス端子にはバックアップの電気が流れているので車体にプラス端子が触れないように注意。

プラス端子にウエスを巻いておくとショートしないから作業しやすくていいかも下記。

CX-5のバッテリーは重量がありすぎてヤバイ腰が死ぬ。

こんな感じで無事にバッテリーを取りはずした、バッテリー重すぎ下記。

バッテリーを新品に交換して後は復元していく下記。

バッテリー端子はマイナス端子から取り付けて次にプラス端子を取り付ける。

各端子のナットに閉め忘れに注意してほしい下記。

バッテリーを取り付けたら、あとはバックアップ電源の役目は終了でOBDコネクターからバックアップ電源のコネクター抜いて作業は終了。

ドアを開けたままでも【バッテリーマネージメントシステム点灯】が点灯していたけどバッテリー交換でメーターモニターは正常に戻ったから一安心。

旅行先でバッテリー上がりを起こしたくなかった

【バッテリーマネージメントシステム点灯】が点灯するとすぐにバッテリー上がりを起こすわけじゃない。

だけど不安。

ということでバッテリー電圧が下がるとエンジン始動不可となるから怖い。

愛車のCX5のバッテリーは約4年前に交換したから今回のタイミングでだったから交換ということになったからベストタイミング。

無事に交換作業を終了してDIY今回の問題は解決済み。

バッテリー交換はやっぱり3年がベストだなって思ったりもしたし、次回は3年で交換しないといけないなって思ったりもした。

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