初めてオートバイに乗った時の事を思いかえすと、『えっ!バイクってホント楽しい!どこまでもイケる』バイクはおもしろいなぁ!
とか感じるのは10代のうちだけで、一度、車という快適な乗り物に乗ってしまうとオートバイに乗らない、なんてザラにある。
実際に車は便利で快適に目的地まで移動できるから、長旅をする際はオートバイよりも車がオススメです。
いやっ!僕はオートバイをバカにするつもりはないし、むしろオートバイは大好き。
オートバイに乗る事もだいすきだけど、僕は自らオートバイを修理して乗っている事も多くて、キモイと勘違いされる程にオートバイが大好き。
バイクに乘らなくなるキッカケは人それぞれ、オートバイのエンジンが始動しなくなったことがキッカケでオートバイに乗らなくなった。
なんていう理由をよく耳にする事も多い。
近年のオートバイは電子制御化が進みまくっていて、スキャンツールなしで故障診断を行うのは少しキツイ。
下記の故障コードを見たところで多くの人には理解できないだろうし『何これ?』ってなる。
って、この下記『データ』は車のABSシステムにアクセスした時のデータで、車やバイクに詳しい人なら理解できるはず。
下記データを見てもらえば分かるんだけど、、右リアアクスルのホイールスピードが時速360Km/hを示している。
時速360Km/hって新幹線並み、というか新幹線よりも早い、早すぎる。
というか単なるABSセンサーの故障で時速360Km/hというバグが起きているだけだ。
車やバイクが電子制御化されて数十年が経過しているんだけど、まだまだ自動車はハイテクになっていくから、自動車整備士という仕事はホントに大変だ、自動車整備士は目指す職業じゃない、違う職業を選んだ方がいいといえる。
なんだったら僕も自動車整備士を早く辞めたいと日々考えてるぐらいだ。
そんなお仕事をしている僕がスキャンツールが必要ない、『これでパンクは怖くない!バイクのパンクは自分で治せる!(DIY)』シンプルにバイクのパンク修理のやり方をご紹介する。
バイクのタイヤがパンクしている
新車から3800キロ程の走行で僕の愛車であるモンキー125が、いつのまにかパンクしていました。
少しショックではあるんだけど、僕だけじゃなく、ほとんど人がパンクに気が付かない。
僕のモンキー125は車重いが軽すぎて、パンクすら分からない。
パンクしている場合は下記
- オートバイの取り回しが悪くなる
- オートバイがいつもより曲がらない・曲がるときに何か違和感がある
- 見た目でタイヤがペシャンコ
バイクの取り回しが悪くなる
オートバイだけじゃなくタイヤの空気が抜けてしまうとオートバイと二輪車は凄く取り回しが悪くなる。
特に二輪は取り回しが重くなってしまうからすぐに分かる。
オートバイがいつもより曲がらない
『あれ?なんかいつもオートバイに乗っている時となんか違う』と感じるようなら、一度タイヤを点検した方がいい。
ほぼ高確率でパンクしている。
見た目でタイヤがペシャンコ
車体が重いバイクならタイヤがペシャンコになるんだけど、モンキー125は車体が軽すぎて、パッと見ただけでパンクしているなんて、全然分からない。
タイヤがパンクしているか点検する
見るからにタイヤは大丈夫だっりするんだけど、実はパンクしていたりする。
今回は自動車整備士なら誰もが知っている『点検ハンマー』で点検します。
点検ハンマーは点検部分を叩いて打撃音を元に異常個所を点検する方法です。
最近流行っているどころか、昔からある点検方法でシンプルな点検方法となる。
早速、点検ハンマーを使ってみたんだけど、予想した通りタイヤエアーは低下しているから『ボンボン』と鈍い音がする。
『ボンボン』と鈍い音がする、という事はタイヤエアーが減っているという事で確実にタイヤエアーが抜けている。
道具でタイヤエアー圧を点検する
用意した道具は下記
- タイヤエアゲージ
- エアガン
- タイヤバルブレンチ
- 水スプレー(石鹸水)
高確率でパンクと分かっているんだけど、パンクしている箇所を発見するのに下記記道具は最低限必要になる。
『えっ!そんなに道具揃えないといけないのか?』とか感じるだろうけど、僕が使っているのはプロ用だから気にしなくていい。
まずはタイヤにエアーを充填する前に現状のタイヤ空気圧を点検する。
タイヤにエアーを注入するにはバルブからエアーを充填する。
『えっえっ。どこからエアーを注入するの?』とか考えるだろうけど、タイヤのエアー充填するバルブはタイヤ1つに対して1つだけ。
だから心配する必要もない、誰でも分かる。
早速、点検を行ったんだけど見事にタイヤエアーゲージの針は0を示している。
という事は完全にタイヤーの空気圧は0ということになって、パンクしているという事になる。
タイヤの空気圧を高めに充填してパンク箇所を探す
パンク箇所を発見するには凄く原始的な方法で点検します。
くわしい点検方法は下記
- 出来るだけタイヤのエアー圧を高めに入れる
- タイヤに石鹸水をかける
- 内部から空気が漏れてきたらパンク箇所発見
まずはタイヤに空気を充填する。
『いやっ!自宅で作業する場合は空気を入れるコンプレッサーがないから空気入れれないじゃん。』とか言われそうだけど、心配しなくても大丈夫。
自宅でも安心して自動車・オートバイ・」チャリのタイヤに空気充填できる足ふみ式の空気入れがある。
『えっ!こんな小さな空気入れで大丈夫?』とか思うだろうけど、安心してもらっていい。
製品名『踏みマッチョ』
『踏みマッチョ』は自転車・オートバイ・自動車などにも空気を入れる事が出来る。
ホントに素晴らしい製品だ。
石鹸水をタイヤかけてパンク箇所を点検する予定だったんだけど、タイヤに空気を充填したら『シャー』と音が鳴り出した。
パンクの原因は下記を見てほしい。
パンク修理セット
パンク修理セットは下記を用意、タイヤを修理していきます。
タイヤに刺さった異物をニッパーを使い抜いていく。
凄く簡単な作業だ。
『えっ?!異物を抜いた瞬間タイヤが大爆発を起こすんじゃねっ?』とか勘違いされそうだけど大爆発なんて起きないから大丈夫。
パンクの原因は鉄クズ
パンクの原因でもあった鉄クズを無事に抜くことが出来た。
異物の大きさは約1センチ程の鉄クズ。
約1センチ程の鉄クズは小さくて脅威的に感じないだろうけど、オートバイのタイヤに穴を開けてしまう。
約1センチ程の鉄クズを引き抜いたらタイヤに空いた穴を埋めていく作業に取り掛かる。
一見ドリルのような工具だけど、少し違う。
タイヤに空気を充填してから、タイヤに空いた穴に工具を差し込み穴を大きくしていく。
穴を大きくしてパンク修理
タイヤに空いた穴を大きくしてパンク修理を行う。
『えっマジ!?そんなことすると穴が大きくなるじゃない!』とか思われそうだけど、穴を大きくしないとパンク修理が出来ない。
それがパンク修理なんだ。
食い込ませた状態が下記となります。
タイヤにパンク修理材を入れる
パンク修理のゴム棒に液をたっぷりと塗って、先ほどタイヤに差し込んだ『一見ドリルのような工具』を抜いて下記パンク修理材をタイヤに挿入する。
パンク修理材を力いっぱい差し込む
タイヤに差し込むときはグリグリせずに真っすぐタイヤに差し込んで引き抜く。
『えっ!?入らないじゃない』と場合もあるんだろうけど、大丈夫。
力いっぱい差し込めば入る。
タイヤに空気を入れる
修理材を差し込んだ後はタイヤに空気を入れる。
あとは石鹸水で空気漏れ点検をおこなって、空気がもれていなかったら完了となる。
タイヤから少し出ている修理材はニッパーで切り落とせばいい。
まとめ
パンク修理はこれで完了となります。
オートバイはパンクすると普通に運転する事ができない、運転できない事はないんだけど、凄く危険だったりする。
パンク修理をお願いするにしても、バイクショップまでの距離が意外に遠かったりする場合ある。
バイクショップにお願いすればいいんだけど、連絡したり、日程を調整するのが色々面倒で僕は自分でパンク修理をしています。
『バイクショップまでの距離が遠い・日程を調整するのが色々面倒』と感じている人は自分でパンク修理するも悪くない。