お客さんからの申告で、排気ブレーキのランプは点灯するが、排気ブレーキが効いていないかもしれない。
ということで入庫したから点検した。
車両情報が下記。
- 三菱ふそう:キャンター
- 原動機;4P10エンジン
とはいえ毎日、車を利用するお客さんは車の変化に気が付きやすく、故障修理の基本は5WH1だからお客さんの話をよく聞いて
排気ブレーキに関する各ところどころを点検したからご紹介する。
4P10エンジンはホントに故障が多い、マジで排気ブレーキが効いていないかもしれないから点検する。
- エンジンチェックの点灯はなし
- 排気ブレーキ作動中は排気ブレーキランプの点灯は正常に点灯する
排気ブレーキは効いている
まずは排気ブレーキが効くか実走行にて確認したけど全然問題なく排気ブレーキは効いてる。
とはいえドライバーが排気ブレーキが効いていない、って言うので少し深堀し、データー表示を元に点検した下記。
今回はスキャンツールのGスキャン2で故障コードの確認。
確認すると、10個の故障コードが残っていて全て過去の故障コードでした。
そこで今回、発生していた10個の故障コードの詳細をすべて知らべたけど、今回の故障コードで排気ブレーキを制御するということはない事が判明。
ということで排気ブレーキは正常に作動しているという判断しデータで確認した下記。
- ブレーキソレノイドバルブがアクセルオフで95%
- エキゾーストブレーキスイッチON
- エンジンブレーキON
- パーキングブレーキOFF
- ブレーキペダルのポジションOFF
- エンジンブレーキスイッチシグナルの検出された値ON
データで見る限りでは排気ブレーキは正常。
排気ブレーキ目視でスロットルのストッパー目視で確認する
こうなったら排気スロットルを目視で確認するしかないから確認した。
4P10エンジン排気スロットルは冷却水が通っているアホな設計。
今回はスロットルにアクセスするのに排気パイプを取りはずしました下記。
排気パイプのバンドを外すのに手こずったけど無事に外れた。
なんだかんだで作業開始から10分程で排気スロットルにたどり着きストッパーが折れがないか確認できた。
エラーコードを全消去したら排気ブレーキが効いている気がする
気のせいかとは思うけどエラーコードを全消ししたら排気ブレーキが効いている感が強く感じる。
入庫した当初よりも増して排気ブレーキが明らかに効いている感じがした、もう謎。
外気スロットルを交換するだけの条件も確認できなかったから今回は排気ブレーキのストッパーの確認作業で作業は終了した。
あれから数日経つけどドライバーから連絡がない、だから今回の記事はこれにて終了。
あとあと何か進展があれば、この記事を更新したい。